月と星とカピバラとー宵の乙女的日常ー

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終遠のヴィルシュ(終ヴィル)シアン√感想(中途・絶望エンドのみ)※ネタバレ注意

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 終ヴィルのシアン√が終わったので感想と気づきを。救済エンドはあとで別記事で書きたいのと、現時点での気づきと疑問をまとめたいので中途・絶望エンドのみ。ちなみにまだ攻略一人目。

 共通√の感想、疑問、考察まとめはこちら

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)共通√感想と考察 - 月と星とカピバラと。 (hatenablog.com)

 いつもの如く、ネタバレ有りのため、閲覧注意。プレイ後の参照をお願いします。

 上記確認したら、スクロール↓↓↓↓

 

 

 

 

 

ストーリー

 共通√の騒動ののち、シアンの小間使いとして働くことになった主人公。掃除や食事など身の回りの世話をしていくうちに、シアンに惹かれていく。一方のシアンも、雑用係としての主人公を気に入り傍に置くように。

 しかし、リライバー化を巡る王族の思惑や研究所の派閥争いの激化によって、2人の周辺には不穏な空気が漂い始め……というお話。

感想

 共通√をプレイして一番言動、性格に裏表がなさそうだったのでチョイス。最初はさあ、精神的にそんな負担ない方がいいじゃん?この人にいきなり刺されても「えっ?!」ってならないもん多分。「あー、これは研究用に解剖されるかな?」で終わりそう。

 この選択、まじで正解だった。公式おすすめの攻略順ではないけど。最初は刺激少な目な方がいいなあって人はシアンさんからやるべき。攻略キャラの姿勢が基本的に一貫してるし、ストーリー展開も割と予想通りだと思う。ただし犠牲はえぐいけど。

 この√、基本的に研究にしか関心がなく、度重なるリライバー化の影響で感情が希薄なシアンさんが主人公にほだされていく様子がよかった。世話焼きなセレスちゃんと怠惰なシアンさんて普通に相性いいんだよなあ。そして以外にも糖度が高い。

 「このまま俺のものになれ」(雑用係として)

 「シンプルに、俺と共にいたいから、と言えばいい」

 「未来の伴侶となる女を好き好んで殺す男が、この世のどこにいる?」

 「俺は。最初に恋をするなら、お前がいい」

こんな甘い台詞を散々抜かしておいて「感情がない」とか本気で言ってる?!?!そしてあのタイミングでのキスはずる過ぎるぞ。

 彼の秘密もとい悪事についても、正直そんな驚かないし、引きもしなかった。だって科学者だしね。その上、感情が希薄となれば、まあそういうこともするでしょうねって感じ。しかも一部の研究については自分の身体を使って、実証しているあたり憎めないなあと。あと多分ほかの攻略対象のが陰でえぐいことしてる気がするんだ……多分。

 ちょっと残念だったのは、アンクゥの警告「主人公の‟死神”としての力を知られたらどんな目に合わされるか…」という台詞の回収がなされなかったこと。バッドエンドの一つとかでこれ回収してくれたら嬉しかったなあ。

 

エンディング各種  ※ネタバレしかない。注意!!

了承したらスクロール

 

 

 

【中途エンド】

 再び血生臭い現場に遭遇してしまったセレスちゃんが通りがかったモブに「この死神が!!」と激昂され、嬲り殺されるエンディング。……やっぱあるじゃねーか!リンチエンド!「お前だけは生き延びてはいけないんだ!」って叫んでレンガを振り下ろし続けるモブ男性がしんどい。この人もセレスちゃんが直接手を下したとは思ってないんだろうな。でも、彼女の周りで人が死にまくってるのは事実なわけで。怖いよね、分かるよ。いたたまれないなあ。

【絶望エンド1】

 研究所の派閥争いと王族の思惑に巻き込まれ、施設の子達(アドルフ含む)を兵士に殺されてしまう。マムだけはイヴたちの手で救出されるものの、愛する家族をまとめて失った彼女は精神的に不安定な状態に……。

 そんな彼女に刺し殺され死亡エンド。自分もあとから逝くから、天国でアドルフとセレスと3人で幸せに暮らしましょう」って台詞が切ない。

 ただ「セレスの呪いの力のせいで、みんなが死んでしまった」みたいな憎しみからくる殺害にならなかったのは救いだなと。

【絶望エンド2】

 ごたごたから追われる身となったシアン。今まで誰も成し得なかった「感情を持ったリライバー体」を完成させることで、かつての地位へ帰り咲くことを目論む。作戦当日、無事に研究所へもぐり込み、新たなリライバー体になることに成功するも、それを見守っていた主人公が死刑執行人の手にかかり死亡。

 数日後の研究室。そこには変わり果てたシアンの姿が。主人公の記憶を自分の身体にインストールすることで、主人公を頭のなかだけでも生かしたつもりのシアンだが、以前とは違い、「感情を持ったからだ」に変わったために、耐えきれず半ば廃人状態になってしまったというエンディング。

 空想のなかの主人公と会話するシアンの様子がきっっっつい。細谷さんの演技すごかった。

 

現時点で判明したこと

・シアンがマムから嫌われている理由が判明。彼の研究のためなら人を犠牲にすることも厭わないという一面は別√で絡んできたりするのだろうか

・マムは(思惑があって、セレスや他の子供たちを引き取ったとはいえ、家族思いの優しい人だった。でも、共通√の硫酸ぶっかけはこの人の仕業ではと疑ったままではある。

・アドルフの身体もしくは出生にはやはり何かあるらしい

・死刑執行人は複数人いることが確定(素直にストーリーを読み取ると最低3人はいることになるが…)

・執行人は状況によっては、セレスを害することもある→執行人の信仰対象がセレスないし死の呪いではなく、別の何か/誰かであることが確定

 

追加の疑問点

・セレスの金髪、やけに強調されている。そして昔話みたいなナレーションにも「金髪の女性」が登場

・シアンの「その容姿といい口調といい。お前どこかで―」という台詞。個別√での回収は現時点ではなし。

・シモン(王族)を唆した「美しい色の髪を持つリライバー」の正体。主要キャラのなかでリライバーってそんないないんだけど…

・ダハトの亡くなったお母さんの髪色がシアンのそれに似ているという部分。だから何故そんな髪が強調される?!

・アンクゥがシアンを忌み嫌う理由。死の番人としてシアンの悪事が許せないというだけでは些か薄いような。

・アンクゥが懐に持っているものは?妥当に考えると暗器の類だが……。

・何故、死刑執行人はマムを助けたのか。→硫酸の犯人がマムの場合は、執行人と彼女の間には繋がりがあることになるので、分からないでもない

・絶望√2において死刑執行人が主人公の選択に対し失望していた理由→これも執行人がマムと繋がりのある人であった場合は、理由が分からないでもない

・変死体についての謎。シアンはほぼ分かっているといっていたが、回収はなし